ポンペオ国務長官は会見の中で、「我々はそうなると確信している。なぜならすでに同じ道を歩んだ経験があると信じているからだ」と発言した。その理由として、ソ連が犯した同じ過ちを中国共産党は繰り返していることを指摘した。
中国政府が犯したソ連と同じ過ちとして、潜在的同盟国を遠ざけ、国内外からの信頼を損ない、所有権と法による支配を否定している点をポンペオ国務長官は指摘した。
なお、ポンペオ国務長官は演説の中で、中国政府はソ連よりも世界経済に深くコミットしている点を指摘した。ただし、中国経済のほうが米国経済により依存しているとして、米国の優位を強調した。
封じ込みという話をしているわけではない。これは複雑で新しい挑戦的課題である。我々はこうした事態に直面した経験がかつてない。ソ連は外の世界から切り離されていた。中国はすでに我々の境界に足を踏み入れている。
さらにポンペオ国務長官は中国との関係を構築するうえで指針となる原則についても発言した。
ポンペオ国務長官はロナルド・レーガン大統領がソ連との関係について、「信頼せよ、されど検証せよ」と指示していた発言を踏まえ、中国共産党については「信頼せずに検証せよ」と発言した。
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