イスラエルではレバノンとの国境付近で生じた武力衝突を受けて、イスラム教シーア派の武装組織「ヒズボラ」による報復の可能性が報じられている。
記者会見でネタニヤフ首相はヒズボラによる報復を懸念しているかとの質問に対し、「シリアでの足場を固めるイランの試みに対し、我々は抵抗を続けている」と発言した。ネタニヤフ首相は秘密事項ではないとしたうえで、「我々はこの地域ですでに過去数年間にわたって勢力的に行動を取っている」とした。
Israel Reinforces Lebanon Border After Hezbollah Threats https://t.co/T4OacXBmsc
— Cyrus Force - Iran (@Michael16374273) July 24, 2020
イランが地域にもたらす脅威としてネタニヤフ首相は核開発、高性能ミサイル、シリアへの軍事的影響という3点を指摘した。会見の中でネタニヤフ首相はこうした脅威に対抗する上での行動を今後も継続し、「あらゆるシナリオの用意ができている」と発言した。
イスラエルの主要紙「イェディオト・アハロノト」によると、23日早朝にイスラエル国防軍は国境北部に援軍として特殊部隊を派遣した。同部隊はレバノンとの国境付近に展開する北部方面軍第13師団「ゴラニ旅団」に合流する。イェディオト・アハロノト紙によると、これはヒズボラによる脅威への対抗措置とされている。
20日にイスラエル空軍がシリアを空爆した際、シリア南部のダマスカスでヒズボラの兵士が死亡した。
Hezbollah is preparing to respond to Israel killing its member in Syria: analyst https://t.co/Z1M7D764tK
— Karl E (@therussophile) July 24, 2020
イスラエル軍はリアノーボスチ通信の取材に対し、シリアの空爆についてはコメントを拒否していた。
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— Awaited Hope (@lauryou1907) July 22, 2020
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ヒズボラのハサン・ナスルラ報道官は声明を発表し、イスラエル側から受けたすべての攻撃については、レバノン国内外を問わずに報復すると発言し、イスラエルに対抗する姿勢を示していた。
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