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シベリアの研究所、新型コロナのワクチンと治療薬の実験用に遺伝子改変マウスを作製

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ロシア科学アカデミーシベリア支部細胞学・遺伝学研究所は、同研究所の研究者たちが新型コロナウイルス(COVID-19)に感染しやすく、同ウイルスの治療薬やワクチン実験に適した実験用マウスのゲノム配列を作成したと発表した。

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細胞学・遺伝学研究所は「同研究所で、我々がその実施を計画していた改変されたゲノムを持つ最初のマウスたちが生まれた。これらのマウスは、ウイルスの細胞侵入に関係するヒトの遺伝子をゲノムに持っている。このマウスたちは、新型コロナウイルスに感染しやすいマウス系統の『創始者』となる」と発表した。

オス2匹、メス4匹の計6匹のマウスが生まれたという。

5月、細胞学・遺伝学研究所・開発研究室のナリマン・バトゥーリン責任者は、新型コロナウイルス感染症の研究を目的とした遺伝子改変マウスの作製について発表した。同氏は、抗ウイルス薬やワクチンの研究にはたくさんのマウスが必要であるため、体外受精によってオスのマウスは「1000匹のマウスの幸せな父親」になると語った。

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