患者は陝西省西安市在住の23歳の女性。女性は夜遅くまで眠らない生活を続けた挙句、循環器系の免疫が弱り、心臓を動かしている筋肉にウィルスが入る劇症型心筋炎を発病。これは心筋炎の中でも死に至る重症で、心原性ショックを起こし、心停止に至った。
心停止の3日間、女性の命を救おうと医師らはあらゆる手を尽くした。
蘇生の決め手となったのは、体外式膜型人工肺のメソッド。これによって心臓に多量の酸素を送り込んで呼吸を助け、心臓の活動が維持された。
心停止の間も女性は常に意識を保ち、よいコンディションで周囲の人間と会話していたという。