亡くなった女性は、米ニューヨークのハンドバック製造企業の元トップ、ジュリー・ディムペリオ・ホロワックさん(63)。ホロワックさんは7月27日、メーン州のベイリー島付近で娘と一緒に泳いでいた。海岸にいた人々は、ホロワックさん親子が海岸から約20メートル離れた沖で泳いでいて、冗談を言い合う様子や笑い声を聞いたという。
Officials are investigating a possible deadly shark attack off the coast of Maine, which, if confirmed, could be the first fatal shark attack ever recorded in the state. https://t.co/tJWAf6nLsU
— ABC News (@ABC) July 28, 2020
しかしその数秒後、人々は助けを求める叫び声を聞いた。サメがホロワックさんをアザラシと間違えて襲いかかったとみられている。ホロワックさんの頭は一瞬で水中に消え、娘は母親を助けようとしたができなかった。娘は岸まで泳ぎ、助けを求めた。
すぐに付近でカヤックを漕いでいた2人が現場に向かい、ホロワックさんを水中から引き上げ、岸まで運んだ。しかし、駆けつけた救急隊員によって、ホロワックさんの死亡が確認された。
州当局は緊急記者会見で、ホロワックさんが亡くなったのは、大型のホオジロザメの攻撃によるものだと述べた。傷口の一つに残された歯の破片から特定したという。当局は、サメはウエットスーツを着用したホロワックさんをアザラシと思い込んだ可能性があると推測している。