虫歯に関するウソの常識 ロシア人歯科医が解説

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世間でよく知られている虫歯に関する様々なウソの常識について、歯科医師のルイーザ・アウタンジリャン氏がロシア紙「論拠と事実」のインタビューで語っている。スプートニクの読者の皆さんは、このウソ常識をいくつ知っていますか?

同氏はまず、歯磨きの回数を増やすことで虫歯を予防できるという考えは間違いだと述べた。

アウタンジリャン氏は「これは非常に危険な勘違いです。1日に2〜3回は歯磨きしなければなりませんが、これ以上の回数を行うと歯茎を傷つけるリスクが何倍も大きくなり、虫歯からすれば良いことでしかありません」と説明する。

またガムを噛むことで虫歯になるのを防げるというのも間違い。アウタンジリャン氏によると、チューインガムには砂糖が含まれていることが多いため、ガムは口腔衛生に必要な物のリストから除外されている。

同氏は「さらに、(ガムを)長い間噛み続けることで唾液線に問題が起き、虫歯だけではなく胃腸の病気にもつながります」と警告している。

さらに、虫歯はお菓子が大好きな人にしかできないという常識も間違い。

アウタンジリャン氏は「虫歯の原因になる食べ物などありません。特定の食べ物に注意しなければならないというのは、虫歯に関する間違った指導法です。アイスクリームやサラダを食べることに問題ありません。口腔内の衛生環境に厳しく注意し、特に寝る前にはフロスで掃除する必要があります」と述べた。

最後にアウタンジリャン氏は、茶色や黒い歯のみが虫歯という常識も否定した。

「虫歯は、初期段階では痛みや不快感を伴うことはなく、白い模様が現れるだけです。白さは歯の健康を示す指標ではありません」

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