プルシェンコ氏は先ずコストルナヤのプログラムについて「もちろん変更し、私たちのプログラムをつくる。インスタグラムで見た彼女の最近のプログラムはひどい。アリョーナは気に入っていない。本人がそのように言った」と語った。
先に、トゥトベリーゼ氏のチームでコーチ及び振付師を務めるダニイル・グレイヘンガウス氏はビデオメッセージを発表し、コストルナヤはトゥトベリーゼ氏が最も手塩にかけて指導していた選手であり、新シーズン用のショートプログラムとフリースケーティングの振り付けは完成していたと語った。またグレイヘンガウス氏は、コストルナヤは新プログラムを気に入り、自分のすべりに満足していると思っていたと述べ、コーチの変更を知った時には驚いたと指摘した。
新コーチのプルシェンコ氏はグレイヘンガウス氏の発言について「もしかしたらグレイヘンガウス氏はそう思いたいかもしれないが、選手自身が反対のことを言っている」とコメントした。
「私たちは面識さえなかった」
コストルナヤの移籍が報じられたのは7月31日。コーチを務めていたトゥトベリーゼ氏がインスタグラムで発表した。トゥトベリーゼ氏によると、コストルナヤは2か月前にプルシェンコ氏のチームへ移籍することを決めていたという。
一方、プルシェンコ氏はこの情報を否定している。
同氏はインタビューで「これはまったくのナンセンスだ。私は知らない。アリョーナがこのイニシアチブ(移籍)を持って私のところに来たのは2週間前のことだ」と述べた。
プルシェンコ氏によると、移籍前までプルシェンコ氏はコストルナヤと個人的に面識はなく、テレビでコストルナヤの演技を見たことがあっただけだという。
プルシェンコ氏は、コストルナヤがコーチを変更した本当の理由について「彼女は変化を望み、私たちが強力なチームであることを理解し、さらに成長し、4回転ジャンプを学び、美しくて興味深いプログラムが用意されることを望んでいる。彼女はチームを完全に変更したいと思っている」と語った。
先に、同じくトゥトベリーゼ氏の指導を受けていたアレクサンドラ・トルソワとヴェロニカ・ジリナの2選手、そしてトゥトベリーゼ氏のチームでコーチを務めていたセルゲイ・ロザノフ氏もプルシェンコ氏のチームに移籍した。