発表によれば、フェリペ6世はこの決定を了承し、父に敬意を表したという。
フアン・カルロス1世の退去は反汚職捜査が背景にある。
腐敗王
3月、ジュネーブ検察が6500万ユーロの出所について調査を進めていることが分かった。この資金は元国王がかつての愛人であるコリンヌ・セイン=ヴィトゲンシュタイン=セインに送ったものとみられている。
一方、メディアによると、この資金は2012年、スイス銀行のフアン・カルロス1世の口座に、サウジアラビア王の代理人がスペインの鉄道建設会社との取引仲介に対する「謝礼」として振り込んだとされている。
一連の騒動を経て、現王のフェリペ6世は父親であるフアン・カルロス1世への王室予算による手当支給を打ち切った。また遺産を放棄することを決めた。