シリア北西部でテロ組織との衝突 負傷者多数

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テロ組織「アル=ヌスラ戦線」(ロシアで活動禁止)の戦闘員らがシリア北西部で政府軍の拠点突破を試みた。シリア政府軍はいずれの攻撃も撃退したものの、多数のシリア兵が負傷した模様。露国防省のアレクサンドル・シチェルビツキー・シリア各派和解調整センター長が明らかにした。

シリアでは3日、「アル=ヌスラ戦線」の戦闘員らがイドリブ県ハルマ村に置かれたシリア政府軍の拠点突破を試みた。シリア政府軍はいずれの攻撃も撃退し、テロ組織の兵力、および兵器に甚大な損壊を与えたものの、シリア政府軍側にも多数の負傷者が発生した。


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非武装地域に指定されているイドリブ県では「アル=ヌスラ戦線」の戦闘員による挑発行為が続いている。7月だけでロシア軍は停戦協定に違反する行為を140回以上にわたって確認した。テロ組織は停戦協定を利用しながら戦力を拡大させているという。

シチェルビツキー・シリア各派和解調整センター長はイドリブ県のテロ組織を駆逐するうえでトルコ軍との協力が不可欠との認識を示している。

イドリブ県以外では隣接するラタキア県、およびアレッポ県でも「アル=ヌスラ戦線」との衝突が発生している。

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