研究を行ったのは英国のトニー・ブレア元首相の顧問を務めていたマイケル・バーバー氏と、マレーシアのナジブ・ラザク元首相の顧問だったイドリス・ジャール氏。
両氏は、ニュージーランドの大規模検査政策、韓国の感染者の移動経路の追跡、デンマークの学校再開に向けたアプローチ、ウガンダの情報戦略の組み合わせが理想的な対応に含まれることを明らかにした。
両氏は特に、市民への情報提供におけるウガンダ当局の成果を指摘した。ウガンダ当局はラジオ放送を開始してインターネット普及率が低い地域の住民に情報を届けた。
またバーバー氏とジャール氏は、ロックダウン(都市封鎖)後に欧州で初めて学校を再開したデンマーク当局の決定も指摘した。デンマークの学校再開は感染拡大につながらなかった。
一方で両氏は、すべての国の住民が韓国で実施されたようなプライバシーの干渉に同意するわけではないことを強調している。韓国では監視カメラの映像やクレジットカードの使用履歴を使って人々の移動経路が追跡された。
最新情報によると、新型コロナウイルスによる世界全体の死者数は70万人以上、感染者数はおよそ1900万人。
新型コロナウイルス
中国当局は12月末、 武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。 最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。
専門家らは、 暫定的に新型コロナウイルスが疾患の原因と判断した。
中国に続き、イタリア、米国、スペインで、特に多く感染が広がっている。
世界保健機関(WHO)は3月11日、新型コロナウイルスの拡大はパンデミックとなったことを明らかにした。
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