性犯罪被害者のデイジー・コールマンさん 23歳で自殺 米国

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ネットフリックスのドキュメンタリー『オードリーとデイジー』に出演した性犯罪被害者のデイジー・コールマンさんが自殺したことがわかった。23歳だった。米CNNが報じている。

米ミズーリー州に住んでいたコールマンさんは2012年(当時14歳)、参加したパーティで当時19歳のマシュー・バーネットにレイプされた。さらにその様子を別の少年が携帯電話で撮影。コールマンさんは暴行後、寒さの中Tシャツ1枚で外に放り出された。

マシュー・バーネットには、未成年を危険にさらしたという軽犯罪容疑で2年間の保護観察処分が言い渡された。

しかし事件が公になると、コールマンさんの家族は脅迫を受けるようになった。そして2013年4月にはコールマンさんの自宅が放火され、全焼。

コールマンさんの事件は全米の関心を集め、コールマンさんは2016年、ネットフリックス制作ドキュメンタリー『オードリーとデイジー』に出演した。同作品はコールマンさんの事件と、性的暴行を受け、ヌード写真がネット上に公開され2012年に自殺したオードリーさんの事件に焦点を当てている。同作品は「性的暴行とソーシャルメディアが若い人々に与える影響について心を痛めるものであり、タイムリーなストーリー」としてピーボディ賞を受賞した。

コールマンさんは2017年、性的暴行予防を目的とする非営利団体SafeBAEを設立。同団体はコールマンさんの訃報を受け、「コールマンさんはこの組織の原動力だった」と振り返り、「彼女は私たちが知っている以上に長く懸命に戦った」との声明を発表した。

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