米国企業は中国アプリWeChatと取引禁止 中国市場におけるiPhone売上げにも影響必至

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中国は米アップル社にとって最も重要な市場だが、米国が自国企業に中国のメッセンジャーアプリ「WeChat」との取引を禁止したことにより大きな影響がありそうだ。今後「WeChat」はアップルストアからダウンロードできなくなる。ブルームバーグが報じた。

ドナルド・トランプ米大統領は8月7日、WeChatを運営する中国IT企業との取引を禁止する大統領令に署名した。これによりアップル社はアップルストアを通じて同アプリを配布することは不可能になる。WeChatとのやり取りは今後ブロックされる

ブルームバーグは、中国におけるWeChatは単なるメッセンジャーではないと指摘。同アプリを通じてネットショッピングやあらゆる支払いが行われ、また「あらゆる形態のビジネスおよびプライベートコミュニケーション」に利用されているという。

中国を訪れる者は必ずWeChatをセットアップしなければならない、でなければ些細な買い物の支払いにも困る、とブルームバーグは指摘している。

この禁止措置に伴い、中国やその他アジア諸国の消費者は、iPhoneではなく別のスマホに移る可能性もあると見られている。

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