チハノフスカヤ氏は「私たちは皆、26年前に私たちが陥ったこの無限の輪から抜け出すことを望んでいます。私はこの期間、国が落ち着き、正常なリズムに入るために国民のリーダーとして責任を引き受け、立ち上がる用意があります。私たちがすべての政治犯を釈放し、新しい大統領選挙を実施するための合法的な基盤と条件を最短期間で準備するために。国際社会に無条件で受け入れられる現実的で公正かつ透明な選挙を」と語った。
またチハノフスカヤ氏は治安当局の職員に向けて、国民の側につくならば彼らは許され、擁護され、今後非難されることはないだろうと述べた。
ベラルーシでは16日、同国史上最大規模の抗議デモが行われた。複数の情報によると、20万人から30万人が抗議デモに参加し、大統領選挙の結果や治安部隊の暴力に抗議した。
ベラルーシ大統領選は8月9日に実施された。 ベラルーシ中央選挙管理委員会の最新集計結果によれば、 現職のアレクサンドル・ルカシェンコ氏が80.08パーセントの 得票率で圧勝し、6期目となる再選を確実にした。
民主派として支持を集めていたスベトラーナ・チハノフスカヤ氏は 10.09パーセントの得票率にとどまった。野党連合本部は選挙結果を承認していない。
チハノフスカヤ氏はリトアニアに逃れたが、 ベラルーシでは選挙で不正が行われたとする抗議デモが9日夜から 続いている。EU(欧州連合)は、抗議者に対する抑圧、暴力、 不当な逮捕に対してベラルーシに措置を講じると警告した。 また米国もベラルーシ政府が武力で抗議活動を制圧していると批判 した。
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