約4000トンの油を積んだ貨物船「わかしお」は7月25日、自然保護区「ブルーベイ」にも近いモーリシャス沖で座礁。8月5日には亀裂から約1000トンの重油が流出していることが確認された。モーリシャス政府は8月6日、環境非常事態を宣言した。燃料の大半は回収されたが、当局は残る166トンの回収を進めている。
報道によれば、地元警察は船員が事故前に誕生日パーティーを開いていたと供述したことを明らかにした。同船はWi-Fiに接続するため、島に近づいた可能性があるという。
商船三井は16日、7月末にインド洋の島国モーリシャス沖で座礁した日本の商船三井が運航する貨物船「WAKASHIO」の船体が現地時間8月15日14時に2つに分断したことが確認されたと発表した。
日本政府は17日、現地で環境分野の支援活動を行うため国際緊急援助隊の2次隊を派遣すると発表した。
モーリシャスの環境保護団体「モーリシャス野生生物基金」は、自然環境の回復には数十年かかる可能性があるとの危機感を示している。