同医師によれば、特に炭水化物が多くのエネルギー量となり、余分な摂取となることはないというのは間違った考え方だという。
サラメイナ氏によれば、このことは、朝、まるで身体がインシュリンをより多く要求しているかのように説明している。しかし、同医師は、これはそうではないと主張する。サラメイナ氏によれば、インシュリンへの感受は最低食後8時間後に高くなりはじめるという。つまり、夕食をとって8時間就寝した場合、朝、インシュリンへの特別な感受が高まり始めただけである。
同医師は、すぐに朝食をとらず、目覚めて5~6時間後の場合、ようやく朝食の肯定的な効果が高まることになると考える。
また、同医師は、「空腹の時間がとても長くなると、インシュリンへの感受はさらに高くなり、つまり、身体はより効果的にブドウ糖を利用することになる」と指摘した。
この間、この点に関して、英国の遺伝学者のティム・スペクター氏が証明している。同氏によれば、朝食は必ず必要な栄養補給ではなく、取らなくてもいいのだという。