米ペンシルベニア州の2大学は、500人が計60枚の写真を評価するというテストを行った。写真には性別、年齢、肌の色など異なる顔が写っており、「魅力的」「どちらともいえない」「魅力的ではない」の3段階で評価するというものだった。
その後、画像編集ソフトを用いて全60枚の顔に医療用マスクを付けた。テスト参加者は先ほどと同じように3段階で評価を行った。
意外なことに、顔が半分隠れているほうが人は美しく見えるという結果が出た。当初「魅力的ではない」顔の42%がマスク着用後に「魅力的」な評価へと変わっていた。
研究チームはこの結果について、心理的な要因があるとしている。まず目は外見の全体の印象に影響する非常に重要なファクターであり、目だけが見えている場合、その人はより美しく見えるという。
次に重要なファクターは対称性だ。人間は無意識に対称な顔を美しいと捉えている。顔の一部を隠せば、その顔は全体的に対称性が上がり、より調和がとれているように見える。
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