BSEEはオペレーターの報告に基づき「メキシコ湾では現行の石油生産施設の約57.6%が閉鎖している」との推測を発表した。またBSEEによると、メキシコ湾の天然ガス生産施設の44.6%も閉鎖している。
石油生産施設643ヵ所のうち114ヵ所から作業員が避難したという。
24日朝の時点で世界の原油価格は若干下落傾向を示している。メキシコ湾のハリケーンと熱帯低気圧が相場を支えているが、新型コロナウイルス第2波の脅威が需要に関する懸念を引き起こしている。24日朝の時点で、北海ブレント原油先物11月限の価格は0.13%安の1バレル=44.87ドルまで下落、WTI原油先物10月は0.24%安の1バレル=42.24ドルまで値下がりした。
先に、石油輸出国機構(OPEC)は2020年の世界の石油需要の見通しを下方修正したと報じられた。