トラ首相は記者会見で、直近3週間が「地域にとって決定的な」期間となると指摘し、「この3週間で可能なすべての措置を講じる必要がある。なぜなら、いずれにしても仕事を続けなければならず、いずれにしても学校で授業を始めなければならないからだ。秋に起こり得るすべてのことがこの3週間にかかっている」と述べた。テレビチャンネル24 Horasが記者会見の模様を放送した。
カタルーニャ当局は、10人以上が集まることを禁止する措置などを導入した。トラ氏は、感染の70%は社会的接触、家族や友人との集まりによるものだと指摘した。1.5メートルのソーシャルディスタンスの確保、マスクや手指消毒液の使用義務化、レストランやバーの深夜の営業制限、公共の場での飲酒や喫煙の禁止は引き続き維持されている。
トラ氏は記者会見で、学校で大規模な新型コロナ検査が実施されることも明らかにした。9月15日から11月15日までに約50万人を対象に検査が行われる予定。
カタルーニャでは過去24時間に新型コロナウイルスの感染者が新たに1788人確認された。累計感染者数は12万2300人、死者は約1万3000人。24日の時点で入院患者数は672人となっている。
先に世界保健機関(WHO)のラニエリ・グエラ代表補佐(戦略イニシアチブ担当)は伊「コリエーレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)」紙の取材に応じ、新型コロナウイルス第2波を回避することは可能であり、医療機関はそのために必要なツールを有していると語った。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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