毎日新聞によれば、国内でのクレジットカードの発行増加は、新型コロナウイルスの感染だけが原因ではなく、キャッシュレス決済への国民の移行を促進する日本政府のプログラムにも関連するという。2019年10月以降、クレジットカードを利用する各消費者に対しボーナスポイントがユーザーに加算されている。
日本クレジット協会によれば、カードの発行数は2019年3月現在で約2億8300万枚で、毎年2%の増加傾向にあるという。また、キャッシュレス決済に関しては、クレジットカードが29.9%なのに対し、電子マネー3.9%、QRコード0.5%という比率だ。また、現在、日本国内のカード会社は約280社。発行されるカードは16桁が一般的で、最初の6桁が国とブランド、発行会社を表し、7桁以降をカード会社が運用し、口座番号や会員の種類などが割り当てられる。カード会社はVISAやJCBといった国際ブランドと提携している。
問題としては、まず第1に、この移行は国際的な決済大手とのパートナーシップの終了を規定しており、第2に、設備に数億ドルの費用が必要となることが上げられる。報道によれば、改新の実施と偽造防止の費用は、約10億ドルに達する可能性がある。報道によれば、このほかにも、関連企業は、現在使用されているカード3億枚の取り扱いをどうするか解決しなければならず、17桁の番号をつけて再発行するか、既存のカードと新しいカードを併用するか検討が求められている。
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