このワクチンは3段階ある臨床試験(治験)の最終段階が残っているのみ。米国で1万人の治験者が見つかったが、治験を完了し、規制当局の承認を得るためには3万人を対象に治験を行う必要があり、治験の最終段階が終了するのは晩秋だという。
一方、消息筋によると、メドウズ米大統領首席補佐官とムニューシン米財務長官は米民主党のペロシ下院議長に、トランプ大統領が米食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可を利用してワクチンの承認手続きを大幅に迅速化することを望んでいると語った。結果、米国では9月にもワクチンの大規模接種が承認される可能性があるという。
7月末、世界最大規模となる新型コロナ用ワクチンのテストが米国で始まった。