報道によれば、花嫁のヴィダド・サードさんは結婚式当日、花婿に対してPCR検査の結果を提示するよう迫ったという。サードさんの親族は新型コロナウイルスに感染し、症状が重症化して他界しており、本人も感染することをひどく恐れていた模様。そのため、親族を介して花婿に連絡を取り、PCR検査の結果を要求したという。
花婿が検査結果を提示したかどうか、現地メディアは報じていないが、結婚式は無事に成立したとされている。
中東では婚前のカップルが健康検査を実施するのが一般的になっているという。サウジアラビアでは一部の医師らがこの検査に新型コロナウイルスの感染有無を確認するPCR検査も含めることを提案している。サウジアラビアではPCR検査が無償で実施され、短時間で感染の有無を確認できるという。
サウジアラビアで24時間当たりの新規感染者数は1500人から2000人で安定している。新型コロナウイルスのパンデミックが宣言されて以来、サウジアラビアでは30万人以上が感染し、そのうち4000人近くの死亡が確認されている。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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