報道によれば、四川大学で開発されたこの組換えタンパクワクチンは国家医薬品監督管理局から治験の承認を得たという。昆虫の細胞内で培養したワクチンの人体での臨床試験が中国で行われるのはこれが初めてとなる。
新華社通信によれば、このワクチンについては7月末発刊の雑誌「ネイチャー」で、動物を使った臨床試験の結果が発表されており、ネズミ、ウサギ、サルに対してワクチンを一回接種した7日から14日後には、目立つ副作用をおこすことなく新型コロナウイルス(SARS-CoV-2) の免疫反応が確認されたことが発表されたと伝えている。ワクチンは昆虫の細胞の中にSARS-CoV-2ウイルスの遺伝子を挿入し、ウイルスタンパク質を培養するという方法で得られたもので、この技術は大量生産に適しているとされる。
こうした中、通信社スプートニクはロシアの新型コロナ用ワクチンについて報じている。
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