米ウィスコンシン州で再び 警官による黒人男性負傷で抗議デモ

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米ウィスコンシン州ケノーシャで警官が黒人男性を背後から銃撃した事件に関連し、24日午後の外出禁止令の開始とともに市民の暴動が再発した。CNNが伝えている。

CNNによると、アフリカ系米国人ジェイコブ・ブレイクさん(29)が警官の銃撃で負傷したことを受け発生した平和的抗議デモは、再び暴動へと発展した。デモ参加者は解散の呼びかけを無視し、地元裁判所建物を囲む防護壁を撤去しようとした。ヘルメットと防弾チョッキに身を包んだ警察隊は催涙ガスを使用。裁判所の屋上に構えた警備担当者は侵入しようとするデモ参加者らに向け空気銃を撃った。

これより前、同州のトニー・エヴァース知事は州に非常事態宣言を発令、暴動が続いたことから治安維持のため州兵を動員すると宣言していた。

23日(日)同州ケノーシャ市において黒人男性のジェイコブ・ブレイクさんが口論中の女性二人を引き離そうとしていたところ、背後から銃で撃たれた。警察はブレイクさんに対してスタンガンを使用、その後ブレイクさんの子どもが見ている前で発砲した。ブレイクさんは病院に搬送され重体。

この事件は、アフリカ系米国人ジョージ・フロイド氏が警官の手で犠牲となった3ヶ月後に発生した。46歳のフロイド氏の殺害は、国内での警官による暴力と人種差別に対する大規模な抗議行動を引き起こした。

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