ジュリアーニ元市長は演説の中で、米国で今なお暴動が続く都市ではいずれも民主党の政治家が首長を務めており、「バイデン時代の将来をよく示している」と発言した。
ジュリアーニ元市長によると、犯罪率の高い都市はいずれも民主党による管理下にあるという。また、ジュリアーニ元市長は「ブラック・ライヴズ・マター」(BLM)運動を扇動しているのも民主党と批判している。ジュリアーニ元市長は、民主党が警官による暴行の末に負傷、または死亡したアフリカ系米国人の犠牲にばかり着目し、犯罪者の手にかかって死亡する少年少女らの犠牲については看過しているとした。そのうえでジュリアーニ元市長は「トランプ大統領にとっても、我々共和党員にとっても、黒人の命も等しく意味を持っている」と発言した。
さらにジュリアーニ元市長はバイデン氏について、「信念を持たない欠陥だらけの候補者」と評した。また、2013年以降に民主党出身者がニューヨーク市を治めたことにより、街はさらに危険になったという。そのうえで、「全米がニューヨークの二の舞になってはならない」と強調した。
ルドルフ・ジュリアーニ氏は1994年から2001年にかけてニューヨーク市長を務め、凶悪犯罪の撲滅および市の治安改善に大きな成果を挙げた。