首都ミンスクではデモ隊が独立宮殿まで行進した。デモ行進にはプロのスポーツ選手やコーチたちも参加した。
選手やコーチは「国民と共にあるスポーツ選手」と書かれたプラカードを持ち、「私たちはフェアプレイをする」「国民が勝利した」などと叫んだ。
抗議デモには、オリンピック銀メダリストのアレクサンドラ・ゲラシメニャ(競泳)、バスケットボール選手のエレーナ・レフチェンコやニキータ・メシェリャコフとイゴール・メシェリャコフ、サンボの世界選手権及び欧州選手権の覇者ステパン・ポポフ、バレーボール選手のニコライ・シクリャルとアルトゥール・ウドリスなどが参加した。
先に、ベラルーシのスポーツ選手及びコーチなどのスタッフがルカシェンコ大統領宛ての公開書簡を書いた。選手たちは書簡の中で、一連の要求に応じなければベラルーシ代表として競技に参加することを拒否すると伝えた。
ベラルーシでは8月9日に大統領選が行われ、 現職のアレクサンドル・ルカシェンコ氏が当選した。 一部市民によると、投票結果は大幅に改ざんされ、 実際には票の大半は野党候補者のスヴェトラーナ・ チハノフスカヤ氏が獲得していたという。 ベラルーシでは大統領選の前にも春以降、 複数の野党候補者が逮捕されたことに関連し、 抗議デモが行われるようになっていた。 大統領選終了後も抗議は続き、規模を拡大し、 首都ミンスク以外の多くの地域まで広がりを見せている。
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