同氏は、ファーウェイ社のモバイル部門に対する米国の制裁の影響を分析した報告を発表し、企業の進展について予想を行った。
同氏の予想では、いい方向に進展した場合でも、ファーウェイ社のスマートフォンが占める市場のシェアは少なくなり、残りの部分をAppleやXiaomi、その他といったライバル企業が占めることになる。
最悪のケースとしては、ファーウェイ社はスマートフォン市場から完全に撤退となる。さらに、同社は9月15日まで新しいパーツの供給を受けられるかどうかに関わらず、企業としての競争力とシェアが低下することが予想される。
分析結果によれば、どの場合でも、2021年に同社はパーツの品質に対する高い要求から生産危機に直面するが、しかし、ファーウェイ社のライバル企業らはそれほど高い要求を求めていない。
ファーウェイ社は、昨年5月に米国のブラックリストに企業名が登録されたが、米国政府によれば、ファーウェイ社の通信設備は中国政府の利益となるスパイ行為に使用されているという。制裁の一環として、米国のメーカーと開発者らは、米国政府の許可を得ることなくファーウェイとそのすべての技術およびコンポーネント子会社へ販売することを禁止された。
それにも関わらず、ファーウェイの第2四半期の結果は、世界でスマートフォンの大手販売企業となり、市場調査会社Canalysによれば、はじめてサムソンを上回った。
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