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スウェーデンのコロナ対策戦略を手本とすべき WHO特別大使が褒める市民意識の高さ

© 写真 : Frankie THE-drunkieスウェーデンのコロナ対策戦略を手本とすべき WHO特別大使が褒める市民意識の高さ
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新型コロナウイルスの感染対策に厳格な隔離措置を取らなかったスウェーデンの戦略について、世界保健機関(WHO)の特別大使を務める医師デヴィッド・ナバッロ氏は、長期的視野では同戦略は他の国も手本とすべきとの見方を表した。ナバッロ氏は、ニュージーランドのラジオ局 Magicに出演した中でこう語った。

ナバッロ氏は、COVID-19に打ち勝つには政権と市民の間に信頼が築かれているかが重要なカギを握るとの見方を示し、一例としてスウェーデンをひき、「政府も社会を信用し、社会もまた政府に信頼をおくことができた」と語った。

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ナバッロ氏はスウェーデンのコロナ感染拡大阻止対策は市民の受け止め方が正しく、誠実であったため功を奏したと評価し、政府は市民の意識の高さを信頼し、厳格な隔離措置を発動しようとしなかった政策は今後、他の国も模倣すべきと指摘した。

ナバッロWHO特別大使は、厳しい隔離は「手荒なツール」であり、市民の収入、中小企業に深刻な痛手をもたらすと述べている。

6月、感染症医でニュージーランド政府補佐官を務めるマイケル・ベーカー教授は スウェーデンが国内全域に隔離措置を取らなかったことを失敗とする声明をあらわしていた。スウェーデン政府のこの措置は2つの仮説に基づいて出されており、1つは感染にもっとも弱いグループの市民を守ること、2つめは隔離しないことで集団免疫獲得が迅速に進むというものだったが、ベーカー教授はスウェーデンはそのいずれも正しく行われなかったと指摘していた。

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