2021年度の予算案は、新型コロナウイルスの影響に対応し、国を世界の主要経済国のランクまで引き上げるために編成された。総支出は8.5%増の555兆8000億ウォン(約4694億ドル)で、収入はわずか0.3%増の483兆ウォン(約4079億ドル)となる。来年度は政府債務を6.9%増の945兆ウォン(7990億ドル)まで拡大して収支を均衡する見込み。政府債務 の国内総生産(GDP)に対する比率は46.7%に上昇する。
産業、中小企業、エネルギー(22%)、環境(16.7%)、研究開発(12.3%)、インフラ(11.9%)で最も支出が増加する。保健、福祉、雇用支援の支出は10.7%増。
国防予算は過去3年で最も低い5.5%の増加となるが、絶対値をみると引き続き韓国の予算で4番目に大きい支出項目(約447億ドル)となっている。
外交政策と南北協力の支出は4.3%増加する。予算案は9月3日に国会に提出される見込み。