スペイン海軍のヨットMirfak号はレースに出場するためにバイヨーナ港を目指していたが、30日の深夜に事故に遭遇した。当初、搭乗員らは、シャチが船を追跡しているのに気づき、その後、船のキャプテンが船体にシャチが攻撃をしかけていると警告した。
Avistamiento de Orcas próximas a las costas de Ribeira ( corrubedo), le rompió el timón al barco de la armada española.( menos mal que dio con profesionales), sino no quiero pensar que podría ocurrir!!!@Galicia_Mola @GaliciaMaxica @ pic.twitter.com/KkrPSIeJNC
— kimabalo (@kimsitoAbalo) August 31, 2020
襲撃を受けたことから船の操舵ができなくなった。その後ようやくシャチはヨットから離れ、50センチほどの機器の破片で戯れ始めた。
スペイン海難救助隊によれば、シャチによるスペインのヨットへの攻撃は初めてではないという。同隊の情報によれば、これまでもフランスのヨットがシャチから襲撃を受けている。
Radioaviso en Rías Bajas por avistamiento de orcas en zona. Se solicita a embarcaciones que no intenten aproximarse, den amplio resguardo e informen. Ya han sufrido acometida un velero francés y otro de la Armada sin daños mayores #SeguridadNautica (foto no referida al caso) pic.twitter.com/QmHdxAKHKZ
— SALVAMENTO MARÍTIMO (@salvamentogob) August 31, 2020
生物学者らも今のところなぜシャチがこうした行動をとるのか説明ができないという。海洋哺乳類研究プログラム(Cemma)の専門家であるアルフレド・ロペス氏は、こうした行動を「異常なもの」と指摘した。同氏によれば、通常シャチは船舶に対してはどんな関心も示すことはないという。
Mirfak号は舵が破損したにも関わらず、修理のため海軍習練所のドックに帰還することができた。
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