中国の人民元 今後10年で世界第3位の基軸通貨になるか

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中国の人民元は、今後10年でドルとユーロに次ぐ世界第3位の基軸通貨になる可能性がある。米CNBCが、米モルガン・スタンレーのアナリストの予測を引用して報じている。

中国経済への投資が拡大していることから、人民元の需要が高まっている。現在、人民元は世界の外貨準備高のわずか2%を占めているが、2030年までにはその割合は5〜10%に上昇し、日本円や英ポンドの水準を上回る可能性がある。

近年、世界各国の中央銀行が人民元を外貨準備の一部として保有するケースが増えている。2018年には人民元を保有する中央銀行の割合は60%だったが、2019年には70%に増加している。

さらにアナリストは、人民元は2021年末までに1ドル=6.6元に達するとの予想を示している。また、人民元は4日、1ドルあたり6.85元で取引が行われている。

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