インド 国境地域での5人の拉致で中国軍を非難

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中国国境付近に位置するインドのアルナーチャル・プラデーシュ州当局は、中国軍が5人を拉致したと非難した。地元議会のニノング・エリング議長を引用しロシアメディアが報じた。

同氏によれば、インドの中央政府に対し中国軍と拉致者の解放について話し合いを行うよう要請したという。また、エリング議長は、数ヵ月前にも中国軍は同様に1人を拉致し、その後解放していると述べた。

同氏によれば、以前、衝突が発生したラダックの事態の後、同州での中国の行動が緊張を高めているという。

8月31日、中国は、同国の主権侵害でインドを非難している。


国境周辺の状況

ラダックの国境周辺地区の状況は、5月初めに国境のある地区で250人規模で中国軍とインド軍が数回交戦した後、緊張が高まった。両軍で100人超が負傷した。

インド宇宙研究機関の情報によれば、6月、中国はラダックの国境地帯に装甲車を配備し、部隊を増強していた。インドもまたこの地域に追加的に4大隊を派遣した。

インドは、中国軍はラダックとシッキムにある実際に2国を管理する国境線に沿った通常のパトロールを妨害していると主張した。一方、中国政府は、両国軍の緊張増加は、インド兵の中国領内への侵入によって引き起こされたと強調している。

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