同病院のプレスリリースによれば、ナワリヌイ氏の容態は改善しており、周囲の話しかけに反応しているものの、中毒によってこの先、長期的見てどういう影響が出るかは現段階では判断が難しい。
ナワリヌイ氏は8月20日、搭乗していた機内で容態が悪くなり、急きょ、オムスクの病院に搬送されていた。その後、再び飛行機でドイツに運ばれ、ベルリンのチャリテ・クリニックに入院している。
ドイツ政府の発表によれば、ナワリヌイ氏は「ノビチョク」クラスの物質で毒殺未遂が図られたと報じられた。この物質は、スクリパリ氏への使用に関する調査結果で広く知られるようになった。
ドイツ政府のこの声明に対して、ロシア政府は、ノビチョク級の物質は多くの西側諸国も開発に取り組んできていると指摘している。