患者の名前はアレクサンドル・ベズルコフさん。ベズルコフさんは5月30日に発症し、6月3日にコロナウイルス病棟に重体で搬送されて以来、医師団は様々な組み合わせで薬剤を投与してきた。
最終的にベズルコフさんが一命をとりとめたのは、結核治療に用いる、界面活性物質を使った薬剤。ただしこの薬剤は注射では投与できず、肺に直接注入しなければならないところが難題。
この治療法が功を奏し、投与後、しばらくしてベズルコフさんの容態は快方へ向かった。
入院する前は髭をそった状態だったというベズルコフさんの顎ひげ、集中治療室に入っているあいだに伸び放題になってしまったという。
新型コロナウイルス
中国当局は12月末、 武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。 最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。
専門家らは、 暫定的に新型コロナウイルスが疾患の原因と判断した。
中国に続き、イタリア、米国、スペインで、特に多く感染が広がっている。
世界保健機関(WHO)は3月11日、新型コロナウイルスの拡大はパンデミックとなったことを明らかにした。
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