商船三井が岡山県の長鋪汽船からチャーターしていた全長300メートルの貨物船「わかしお」は中国からの積み荷をシンガポール経由でブラジルに輸送中、7月末にインド洋で座礁。これにより試算で1000トンの重油が流出する大規模な環境破壊が起きた。現在、周辺の海域では水面の重油は除去されているものの、サンゴ礁とマングローブ林は重大な影響を免れなかった。
この支援金はモーリシャス島自然環境復興基金の基盤となり、サンゴ礁を元の姿に戻すために使われる。
共同通信によれば、商船三井は今回の事故に対する法的な賠償責任は負っていないものの、環境汚染に対し、手配者としての責任を果たそうと乗り出した。
現場のサンゴ礁、マングローブ林の環境回復のためにすでに日本人専門家らによる3グループが派遣されている。