アベルブフ氏はスプートニク通信の取材に対し、エテリ・トゥトベリーゼコーチからエフゲニー・プルシェンコ氏の元に移籍し、2020年に行われた欧州選手権チャンピオンのコストルナヤ選手の演技は「生の状態」であると指摘した。
同氏は電話インタビューで「アリョーナがかなり『生の状態』で出場したことは、ほぼ全ての専門家が認めるところです。これは振り付けだけではなく、ジャンプの質にも当てはまります。トリプルアクセルを実施しませんでしたし、ルッツはなんとか跳びましたが(中略)これは欧州選手権優勝時のコストルナヤではありません。しかしこれにはおそらく理由があるということは分かります」と述べた。
さらにアベルブフ氏は、2度の世界女王に輝いたメドベージェワ選手のフリースケーティングは興味深かったが、彼女は大会に向けてコンディションを整える必要があるとみている。
同氏は「ジェーニャ(エフゲニア)・メドベージェワのフリースケーティングではポーズや面白い発見があったという点で気に入りました。それ以外の面に関しては…体型を管理しなければいけません」と語った。
アベルブフ氏は、ジュニア世界選手権チャンピオンのカミラ・ワリエワ選手(14)の演技も称賛した。
同氏は「美しいです。しかし、彼女のパフォーマンスについて(最も優れたロシア代表であるという文脈で)論じるのは正しくありません。私たちは(彼女が)我々の未来であることを知っています(中略)私たちには素晴らしい女子シングルスケーティング選手と数多くのジュニア選手がいるという観点からワリエワについて議論しているだけなのです」と語った。
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