インスタグラムでは「ドイツの研究所が調べた結果、いわゆるノヴィチョク入りペットボトル、正確に言えば水入りの普通のボトル上に攻撃性有毒物質の痕跡が発見された。このペットボトルはナワリヌィ氏自身、また撮影クルー全員が宿泊していたトムスクのホテルの客室にあったものだ」と報告。
ペットボトルは、トムスクからモスクワへの機内でナワリヌィ氏の体調に変化があったとの知らせを受けた陣営がホテルからピックアップしたという。
「2週間後、ドイツの研究所はトムスクのホテル客室にあったペットボトルにノヴィチョクの痕跡を確認。さらにナワリヌィ氏の検査を行った3つの研究所が、同氏の中毒はノヴィチョクによるものだと断定した。これで分かったのは、これらはすべて、ナワリヌィ氏が空港に向かうために客室を出る前に仕組まれたということだ」と続いている。
ナワリヌィ氏の公式インスタグラムでは動画が公開され、汚職撲滅基金職員と弁護士が同氏の客室に到着した様子が映されている。
スプートニク通信は本件に関し、公式筋の情報を有してない。
ドミートリィ・ペスコフ露大統領報道官はこれより前、ナワリヌィ氏の事件解明に関しロシアはドイツに全面的に協力する用意があると何度か表明してきた。一方、公式の問合せに対してベルリンから返答は得られてないともしている。