ボーン氏は世界経済は以前の予測のように、速く回復はできないと語っている。2020年、世界のGDPは6%減という以前の予測に反して、OECDが出していた前向きなシナリオに沿って4.5%減となる。
ボーン氏は「 予算による支援を突然停止し、状況を悪化させる国も出てくるだろうと危惧感を抱いている」と語っている。なぜなら経済大国は今、コロナウイルスの感染拡大対策に支出拡大を余儀なくされており、その結果、国家債務も第2次世界大戦以来の記録的数値に達しているからだ。ボーン氏は、先進国の債務は2020年7月の時点で世界GDPの128%に等しかったと指摘している。
コロナウイルスの感染がピークに達した2020年春の時点での試算では、世界経済の損失は5兆円になると予測されていた。
新型コロナウイルス
中国当局は12月末、 武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。 最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。
専門家らは、 暫定的に新型コロナウイルスが疾患の原因と判断した。
中国に続き、イタリア、米国、スペインで、特に多く感染が広がっている。
世界保健機関(WHO)は3月11日、新型コロナウイルスの拡大はパンデミックとなったことを明らかにした。
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