研究者らが対象にしたのはCOVID-19 検査で陽性反応がでた276人。そのうちの30人(10.9%)が眼鏡をかけており、さらにそのうちの16人は1日8時間以上、眼鏡をかけた状態で過ごしていた。
研究者らは数十年間にわたって湖北省で採取されたデータを調べた。このうち眼鏡をかけていたのは31.5%で、この人たちは研究発表がでた時期に42~57歳に達していた。これはCOVID-19 に罹患した患者の平均年齢51歳に近い。
算出では、眼鏡をかけたCOVID-19 感染者は掛けていない患者数の19%未満という結果が出た。これにより眼鏡をかけているほうがCOVID-19 に感染しにくいという帰結が導きだされた。
研究者らは、眼鏡をかけることによって目に直接触れる機会が減り、涙を介してウイルスに感染するリスクが減ると説明している。目にもコロナウイルスが宿主細胞受容体として利用するアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)が存在することが最近の研究で明らかにされている。研究者らは、コロナ感染者の12%弱が目の充血や腫れを訴えることもこれに関係していると指摘している。
新型コロナウイルス
中国当局は12月末、 武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。 最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。
専門家らは、 暫定的に新型コロナウイルスが疾患の原因と判断した。
中国に続き、イタリア、米国、スペインで、特に多く感染が広がっている。
世界保健機関(WHO)は3月11日、新型コロナウイルスの拡大はパンデミックとなったことを明らかにした。
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