同紙によると、モリスさんはスコット・モリソン豪首相に対して安全を約束するよう呼びかけた。またアサンジ氏との間に生まれた息子たちへの豪国籍の取得を希望しているという。
「オーストラリアに行きたいし、そこに住みたい。彼(=アサンジ氏)が安全でいられる場所であればどこでも暮らすようになった。豪政府が安全を保障してくれることを望む。子どもたちを豪に連れて行き、ジュリアン(=アサンジ氏)から子どもたちに豪を見せて欲しい」と語った。
モリスさんはまた、クリスマスまでにアサンジ氏と結婚式を挙げる予定だったと明かした。
「ジュリアン(=アサンジ氏)に殉教者になって欲しくない。私たちにとっては単なるイメージではなく、私たちの一部であり、父親。子どもたちには、パパは家に戻ってくると言っている。」
モリスさんは今年4月、健康状態を理由に保釈金を払ってアサンジ氏を刑務所から釈放するよう裁判所に求めた。アサンジ氏がロンドンのエクアドル大使館に身を寄せている間にモリスさんとの間に2人の子どもが誕生していることも公表された。英国メディアによると、モリスさんは2017年からアサンジ氏と婚約関係にあり、ガブリエル(2)とマックス(1)の2人の息子を育てている。
米国司法省は2019年5月、アサンジ氏に対し17件の罪状を起こした。同氏が米国に引き渡された場合、禁固175年が言い渡される可能性がある。
2012年、性的暴行容疑でスウェーデンへの移送が決定すると、それを回避するためアサンジ氏は在ロンドンエクアドル大使館に亡命を申請。同大使館に約7年籠城した。昨年4月に英国警察に逮捕された。