ロシア奥地で保安庁による大規模作戦が実施 宗教団体の指導者ヴィサリオンが拘束

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ヴィサリオン - Sputnik 日本
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ロシア連邦保安庁(FSB)の職員がクラスノヤルスク地方の村、「太陽の町」に存在する宗教団体「ラスト・テスタメント教会」で大規模な作戦を実施した。この作戦で同宗教団体の指導者が拘束された他、大量の武器や弾薬が発見された。

ラスト・テスタメント教会は別名ヴィサリオン共同体としても知られており、指導者のセルゲイ・トロップ(ヴィサリオン)の元にロシア全土から信奉者が集まっている。同団体はクラスノヤルスク地方の大規模な市街地から離れた場所でいくつかの集落を形成している。

© SK RF / メディアバンクへ移行トロップ容疑者 (ヴィサリオン)
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トロップ容疑者 (ヴィサリオン)

今回メディアが公開した映像では、自動小銃で武装したFSBの職員が警察犬を伴って同団体のエリアに到着した様子が映っている。指導者とその補佐官は拘束され、ヘリコプターで移送された。

トロップ容疑者はかつて金属製品の組み立て作業の仕事に携わっていたが、後に警察官になった。1991年、同容疑者は自らがイエス・キリストの生まれ変わりであるヴィサリオンだと宣言。信奉者らは世界の終末を待ちながら生活しているが、その終末は常に先に延ばされている。「太陽の町」に住む信者らは、飲酒、喫煙、金銭の使用が禁じられ、自給自足の中で生活を営んでいる。

英ガーディアン紙は2015年8月、同団体の入植地のルポを掲載。さらに、エストニア製作のドキュメンタリー『シベリアに生きるキリスト』が同年のモスクワ映画祭で上映された。

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