ガシャク氏は、「クマはおよそ100年前からこの地域にはいませんでした」と語っている。
しかしガシャク氏は、今回の熊の移住は単なる「遠足」に過ぎないかもしれないと指摘。この地域のクマの安定的な「定住」による個体数に言及するのは時期尚早だと述べた。
チェルノブイリ立入禁止区域では、オオカミやオオヤマネコの個体数も大幅に増加している。
ガシャク氏によると、今回のクマの帰還は、このエリアに人間が不在であること、人間活動の痕跡がないことが要因となっている可能性がある。さらに同氏は、ウクライナのどこにもチェルノブイリ立入禁止区域のようにオオカミの個体数が集中している場所はないと指摘している。