現在ISSにはロシア製トイレが2台設置されている。当初はロシアの「ズヴェズダ」モジュールにのみ設置されていたが、NASAは長い間、独自のトイレを開発することができなかったため、2007年に米国の「トランクウィリティー」モジュール用にロシア製トイレを注文した。NASAはロシア製トイレを1900万ドル(約20億円)で購入した。2021年に打ち上げが予定されている新しいモジュール「ナウカ」にもロシア製のトイレが設置される予定。
NASAによると、新たなトイレUWMS(Universal Waste Management System)は「宇宙飛行士の希望や使いやすさを考慮」してNASAが開発したもので、「トランクウィリティー」モジュールに設置される。
またNASAのサイトによると、このトイレは「現在ISSで使用されているトイレよりも65%小さく、40%軽い設計になっている」という。
昨年11月、ISSで2台のトイレが故障し、宇宙飛行士たちはしばらくの間オムツの使用を強いられた。