日本外務省は、ベラルーシでは日本を含む国際社会の度重なる呼びかけにもかかわらず平和的に抗議活動をしている市民が多数拘束され、政治的な混乱が続いていると指摘し、「そのような中でベラルーシ当局が国民的対話に取り組む姿勢を見せることなく、大統領就任式を実施したことは、ベラルーシにおける情勢の改善に資さず、遺憾だ」と表明した。
また「ベラルーシ当局に対して、市民の恣意的な拘束や力による弾圧を直ちに停止し、法の支配と民主主義の原則を遵守して国民的対話に取り組み、事態に真摯に向き合うよう、引き続き強く求める」と発表した。
ベラルーシでの大規模な抗議デモを背景に米国、英国、ドイツなど世界の多くの国の指導者たちがルカシェンコ氏について、合法的な政権として認めないと発表した。
欧州連合(EU)も今月23日に行われたルカシェンコ大統領の就任式は正当性を欠いていると発表した。