「デジタルカメン」の裏には光反射型センサーが取り付けられており、顔肌とセンサーの距離を測って表情を読み取る。マスクはフルフェイス型で顔全体が隠れてしまうが、かわりにディスプレイに表示されたアバターが本人の表情を周りに伝えてくれる。
公立はこだて未来大学の竹川佳成准教授はこのプロジェクトについて、日本の学生のアニメやゲームなどの自分の好きなキャラクターなってみたいという願望から発想を得たと語っている。
また竹川准教授によれば、デジタルカメンは、現在のコロナ禍におけるマスク着用時のコミュニケーションを円滑にするための一つの手段であるという。例として、面接時のリラックスした空間づくりや小児患者の治療時における不安緩和を挙げている。