アルメニア、戒厳令を発令 ナゴルノ・カラバフでの発砲事件で

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アルメニア政府は、未承認国家ナゴルノ・カラバフ共和国での発砲事件を受け、戒厳令と総動員令を発令した。ナゴルノ・カラバフ共和国でも9月27日に戒厳令が敷かれた。アゼルバイジャンとアルメニアはナゴルノ・カラバフへの発砲で非難し合っている。

アゼルバイジャン国防省は27日、アルメニア軍がナゴルノ・カラバフの接触ラインの集落に発砲したと発表した。同国防省によると、民間人の死者が出たという。

一方、アルメニア国防省によると、ナゴルノ・カラバフはアゼルバイジャンによる「空爆とミサイル攻撃を受け」、アルメニア軍がアゼルバイジャンの軍用ヘリコプター2機とドローン3機を撃墜したという。


ナゴルノ・カラバフ紛争

紛争はナゴルノ・カラバフ自治州がアゼルバイジャン・ソビエト社会主義共和国からの離脱を宣言した1988年2月に始まった。1992年から1994年の武力衝突でアゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフ及び隣接する7つの地域の支配権を失った。

アゼルバイジャンは領土保全を主張しているが、未承認国家ナゴルノ・カラバフは交渉当事者ではないためアルメニアがナゴルノ・カラバフの利益を擁護している。

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