世界中で新型コロナウイルスワクチン候補の開発が進められており、その中にはサメの肝臓でつくられる物質スクアレンが使われているものもある。
現在、英国の製薬会社グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline)はサメの肝臓から抽出したスクアレンを使ってすでにインフルエンザワクチンを製造している。同社は5月、新型コロナワクチンを製造するために10億回分のスクアレンを確保する予定だと発表した。
シャーク・アライズによると、世界の全人口にスクアレンを含む新型コロナワクチンを1回接種するためには約25万匹のサメが、ワクチンを2回接種する場合は50万匹のサメが犠牲になるという。
これに関してグラクソ・スミスクラインは、同社は環境保護の原則を支持しており、新型コロナワクチン製造でスクアレンの代替原料源を使用する可能性を検討していると発表した。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
© Sputnik / Savitskaya Kristina