この制裁では対象者の英国領内への入国が禁じられるほか、英国内に保有する資産の全てが凍結される。英国に類似した制裁をカナダも発動した。英国では7月に新たな制裁法が発効しているが、ルカシェンコ大統領はこの新法の個人対象に初めて該当した人物となった。
英外務省の発表には、国際社会からの再三の呼びかけにも関わらず、ルカシェンコ氏は反体制派との対話開始を拒否し、それを行うどころか反体制派への弾圧を「倍増」したと書かれている。ラーブ英外相は英国はベラルーシ大統領選の結果を認めないと公言している。
ルカシェンコ氏とその息子以外にもベラルーシ大統領府のイーゴリ・セルゲーエンコ行政長、内務省のユーリー・カラエフ大臣、内務省国内軍、ミンスク特殊部隊「OMON」の代表らが制裁の対象になった。
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