WTI原油も5.12%安の1バレル38ドル52セントにまで落ち込んだ。
暴落の原因
原油市場には原料需要に対する警戒感が再び戻ってきた。コロナウイルスの感染拡大で世界経済の復興と発展に脅威感が出てきたため、これが原油価格の需要には止めをかけている。
市場への圧力をかけているのはリビア情勢に関するニュースもある。マスコミはリビアのアラビアン・ガルフ・オイル社(Agoco)が数か月に渡る封鎖を解いて、最大の油田で日量20万バレルの採掘を再開と報じている。
この他、トレーダーらは、米エネルギー省石油研究所の先週の国内備蓄量の発表待ちの状態にある。ロイター通信がアナリストらに行ったアンケート調査では、原油備蓄は増え、ガソリン備蓄は減少と予測されている。