研究者らはコーヒーの摂取で血糖値がどのように変化するのかを調べるべく実験を行った。1つ目のグループの被験者には起床後すぐに、一般的な朝食と同じくらいのカロリーの甘い飲み物が提供された。別のグルーブの被験者には、まず強いブラックコーヒーが提供され、その30分後に糖分を含む飲み物が用意された。
その後、研究者らは両方のグループの被験者に採血を行い、血糖値を調べた。
その結果、朝食前にコーヒーを飲むと、血糖値が50%上昇することが明らかになった。研究者によると、このような血糖値の急上昇は、長期的にみれば耐糖能の破壊につながる恐れがある上、2型糖尿病の発症リスクを増加させる。
研究者らは、朝にコーヒーを飲む習慣を完全に放棄する必要はなく、朝食を食べてからコーヒーを飲むように指摘している。