高田賢三さんは兵庫県姫路市生まれ。東京の文化服装学院で洋裁を学ぶ。
1965年、高田さんは25歳の時にパリに渡り、民族衣装をアレンジした斬新なデザインを発表した。1970年には「KENZO」を立ち上げ、世界的に有名なファッションブランドとなる。
高田さんはフランス政府から芸術文化勲章を受章したほか、日本政府からは紫綬褒章を受章している。
高田さんは9月中旬、新型コロナウイルスに感染し、パリ西部ヌイイ=シュル=セーヌにある米国系の病院に入院した。10月に入って体調が悪化し、現地時間で4日午後に他界した。